比較級とは?作り方・主要構文・強調表現から練習問題まで徹底解説
elsaspeakadmin
October 27, 2026
英語の文の種類
tall が「高い」だということは知っていても、「彼は私より背が高い」と言いたいとき、taller なのか、more tall なのか、それとも tall than なのかで迷ってしまう――そんなときに必要になるのが比較級です。この記事では、英語の比較級[2] の使い方、よく出る構文、強調のしかたを解説し、解答付きの練習問題を使ってすぐに実践できるようにします。
英語の比較級 とは?
「比較級とは」何だろう?と思っている方は、こう理解してください。比較級とは、形容詞や副詞が変化した形で、二人・二つの物・二つの事柄を並べて、ある特徴についてどちらが「より〜」かを示すときに使うものです。これは英語の比較級の文法のなかでも基本中の基本で、学習者なら誰もが必ず出会う項目です。
例:
Tokyo is bigger than Osaka. (東京は大阪より大きい。)
This train runs faster than the bus. (この電車はバスより速く走る。)
My new job is more interesting than my old one. (新しい仕事は前の仕事よりおもしろい。)
英語の形容詞と副詞には、比較の段階が次の3つあります:原級・比較級・最上級。比較級と最上級 を原級とあわせて理解しておくと、どの形をいつ使うのか迷わなくなります。
覚えやすいポイントは、比較級と最上級の違いです。比較級はふつう than と一緒に使い、最上級は the と一緒に使って、範囲を示す in / of を伴うことがよくあります。そのため、最上級と比較級 を学ぶときは、一緒に使われる語を見るだけで区別できます。

英語の形容詞と副詞の比較級 の作り方
変化のしかたは単語の長さで決まります。形容詞の比較級でも副詞の比較級でも、短い語には語尾に -er を付け、長い語には前に more を置き、一部の特別な語は個別に変化するので覚える必要があります。この3つのグループを押さえれば、ほとんどの場面で英語の比較級を使いこなせます。

比較級を作るときの -er の付け方
このルールは、1音節の形容詞と、-y で終わる2音節の形容詞に当てはまります。-er を付けるときは、下のグループごとにつづりに注意しましょう。
つづりの間違いを防ぐための小さな注意点:
-w で終わる語は子音を重ねません:new → newer(newwer とは書きません)。
-er、-le、-ow で終わる2音節の形容詞の一部は、どちらの方法でも使えます:clever → cleverer または more clever、simple → simpler、narrow → narrower。
Fun は特別なケースです。標準的な書き言葉では more fun を使い、funner はくだけた話し言葉にしか現れません。例:The party was more fun than I expected. (パーティーは思っていたより楽しかった。)

英語の比較級に more をつけるときはどんなとき?
語が長すぎて -er を付けられないときは、more を使った比較級 (more+形容詞/副詞)にします。具体的には次の2つの場合です。
2音節以上の形容詞(上で挙げた -y で終わる語と、-er、-le、-ow で終わる一部の語を除く): beautiful → more beautiful, expensive → more expensive, popular → more popular, useful → more useful, interesting → more interesting, famous → more famous.
-ly で終わる副詞: quickly → more quickly, slowly → more slowly, carefully → more carefully.
例:
Kyoto is more popular with tourists than Nara. (京都は奈良より観光客に人気がある。)
Please speak more slowly. (もう少しゆっくり話してください。)
注意:形容詞と同じ形の副詞、たとえばfast → faster、hard、late、early は、ふつうどおり -er を付けます。例:She works harder than anyone else. (彼女は誰よりも一生懸命働く。)

英語の比較級の不規則変化
よく使う語の中には、上のどのルールにも従わないものがあります。覚えるしかありませんが、うれしいことに、不規則変化する比較級・最上級の一覧表[2] は下のとおりかなり短いです。
例:
I feel better today. (今日は調子がいい。)
The traffic is worse in the evening. (夕方は渋滞がひどくなる。)
I spend less money on coffee now. (今はコーヒーにかけるお金が少なくなった。)
far については、farther はふつう実際の距離を表し、further には「さらに、より深く」という意味もあり、further information(さらなる情報)のように使います。現代英語では、further はどちらの意味でも使われます。
逆引きのコツ:better が出てきたら、元の語は good/well だとわかります。worse、worst は bad/badly から、less、least は little から来ています。

英語の形容詞・副詞の比較級・最上級の一覧表(よく使われる語)
下の表は、英語の比較級・最上級を学ぶときによく出てくる34語をまとめたものです。迷ったときにすぐ調べられるよう、この比較級の一覧表を保存しておきましょう。

比較級の使い方とよく出る構文
最も基本的な構文はthan を使う比較級です。動詞の後ろに比較級を置き、than で比べる対象をつなぎます。この枠組みから、英語には「〜すればするほど…」「ますます…」「〜倍」といった意味を表す拡張構文がたくさんあります。
さらにthe + 比較級, the + 比較級 の例文をもう1つ:The sooner you book, the cheaper the ticket. (早く予約するほど、チケットは安くなる。)
上の表のほかに、比較をより柔軟に使うために押さえておきたいポイントが3つあります。
Than me か than I か? 会話では than me がとても自然です。改まった場面では動詞を加えましょう:He is taller than I am.
比較級で「〜倍」を表す方法:倍数+比較級+than を使います。例:This room is three times bigger than mine. (この部屋は私の部屋の3倍の広さだ。)「2倍」だけは、ネイティブは twice + 比較級 ではなく twice as + 形容詞 + as を使うのがふつうです:This bag is twice as heavy as mine. (このバッグは私のバッグの2倍重い。)
as…as を使った比較構文:as + 原級 + as は同等比較で、「〜と同じくらい」という意味です。否定形の not as…as は「〜ほど…ではない」という意味になり、比較級と言い換えられます:Osaka is not as big as Tokyo = Tokyo is bigger than Osaka.
比較級での in / of の使い方 について:この2つの前置詞は、主に最上級で範囲を示すために使います。in は場所や集団と一緒に(the tallest in the class)、of は数量や同じ種類のグループと一緒に(the tallest of the three)使います。比較級では、上の表にある the + 比較級 + of the two の構文以外で of を見かけることはあまりありません。

英語の比較級の強調のしかた
比較級を強調 するには、比較級の直前に修飾する副詞を置きます。それぞれの語には独自のニュアンスがあり、「ずっと〜」から「少し〜」まで幅があります。
このうち、much を使った比較級は、話し言葉でも書き言葉でも最もよく使われる形です。強調するときに学習者がよく間違える点が2つあります。
比較級に very は使わない。Very は原級(very good)としか使えないので、very better は誤りです。much better に置き換えましょう。
比較級での much と more の使い分け:more は長い形容詞・副詞の比較級を作るために使い(more expensive)、much は比較級の前に置いて強調するために使います(much cheaper、much more expensive)。名詞と一緒に使うときは、不可算名詞には much more(much more time)、可算名詞の複数形には many more(many more students)を使います。
比較級と最上級の強調についても一緒に覚えておきましょう。最上級では、the の前に by far または much を置きます。例:She is by far the best player on the team. (彼女はチームで群を抜いて最高の選手だ。)

英語の比較級[でよくある間違い
比較級の間違いの多くは、知識不足ではなく癖が原因です。早く話そうとすると、次の5つの間違いに陥りがちです。
比較級に more と -er を同時に使う: more bigger → bigger、more better → better。1語につき比較の方法は1つだけ選びます。
very で強調する: very cheaper → much cheaper または far cheaper。
than と then の取り違え: She is smarter then me. → She is smarter than me. Then は「そのとき、それから」の意味で、「〜より」を表すのは than です。
-er を付けるときのつづり間違い: biger, easyer → bigger, easier。上で説明した子音を重ねるルールと、-y を -i に変えるルールを見直しましょう。
種類の違うもの同士を比べる: My phone is newer than you. → My phone is newer than yours. 電話と電話を比べているのであって、人と比べているのではありません。

英会話で使える比較級の例文
下の文は、買い物、道案内、仕事のやりとりなど、日常の場面から選んでいます。それぞれの英語の比較級の例文 には日本語訳が付いているので、すぐに使えます。
「旅行」の行の例文は、比較級と最上級を1文に含む例文で、場所を紹介するときによくあるパターンです。
これらの文を声に出すときは、語尾の -er が弱く発音され、アメリカ英語では /ər/、イギリス英語では /ə/ になること、また than はふつう /ðən/ と軽く発音されることに注意しましょう。1語1語はっきり発音すると、文が硬く不自然に聞こえます。
上の文は ELSA Speak で練習できます。アプリがあなたの発音を聞き取り、正しくない音を一つひとつ指摘して直し方を案内してくれるので、文法的に正しいだけでなく、ネイティブのように自然な比較の文が話せるようになります。

解答付き!英語の比較級の練習問題
下の練習問題は、易しいものから難しいものへと進み、-er の付け方、more、不規則変化、強調表現を含んでいます。まず自分で解いてから、解答を見てくださいね。
パート1:かっこ内の語を正しい形にしてください
1. This suitcase is ___ (heavy) than mine.
2. August is usually ___ (hot) than June in Tokyo.
3. My English is ___ (good) now than it was last year.
4. The novel is ___ (interesting) than the movie.
5. You should drive ___ (carefully) when it rains.
6. Which is ___ (big), Hokkaido or Kyushu?
7. The ___ (early) you start, the sooner you finish.
パート2:正しい答えを選んでください
8. The traffic is getting (worse and worse / more and more worse).
9. This dress is (very / much) prettier than the red one.
パート3:間違いを見つけて直してください
10. She runs more faster than her sister.
解答
比較級についてのよくある質問
bad の比較級は?
Bad は不規則変化の形容詞なので、-er も more も付けません。bad の比較級と最上級 はそれぞれ worse と worst で、badder や more bad とは言いません。
fast の比較級と最上級は?
fast の比較級 はfaster、最上級はfastestです。fast が形容詞として使われても副詞として使われても同じです。fastly という形はないので、more fastly も使いません。
まとめ
比較級 は、3つのルールのグループ(短い語には -er を付ける、長い語には more を使う、いくつかの不規則変化を覚える)をしっかり押さえれば難しくありません。そのうえで、さらに拡張構文や強調表現を練習して、文章をより自然にしましょう。ELSA Speak で比較の文の発音練習も忘れずに。文法カテゴリーの他の役立つ記事もぜひご覧ください!
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